ソニーブースレポート

ソニーは、Believe Beyond HDをテーマに新たな価値創造につなげる映像制作ソリューションを提案。NAB前に発表となっていたXDCAMメモリーカムコーダーPMW-100やNXCAMカムコーダーNEX-FS700JK、HXR-NX30Jといった新製品のほか8KCMOSセンサー搭載CineAltaカメラF65で撮影した、4K/60p映像の上映やプロフェッショナルHDライブ映像制作向けのIP伝送システムの技術参考展示および、次世代の映像アーカイブストレージシステム技術参考展示などが行われた。

昨年まではかなり3Dが前面に出た展示だったが今年は制作システムの一つとして組み入れたといった印象であった。SRのシステムは上映だけでなく、サードパーティーのシステムも含めた総合的な出展となっており、今年はSRのシステムが目玉といえよう。SRのシステムとしてはかなり地味な存在だがメモリードライブユニットSR-D1やSRメモリーSR-1TS55が新製品として出品されており、完全に実用期に入ったといえる。運用上のポイントを隙間なく埋めるこうした製品がでてきたことで、ワークフローがより充実してきた。

NEX-FS700JKはすでに発表されていたもののやはり実機を確かめたいという来場者が多いようで、開催2日目にして写真撮影も難しいほど人気があった。ただ、4k記録が現状サードーパーティで対応しなければならず、やはりソニーからの純正レコーダーの開発におのずと期待が高まる。

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HDライブ映像制作向けのIP伝送システムNXL-IP55。HD映像を1フィールド以内の遅延でIP伝送することができる。画質的にも遜色なく中継にも使えそうだが、そうした用途は想定していないという

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参考出展の映像アーカイブストレージシステム。年内にはオプティカルディスクアーカイブという名前で発売される予定

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カートリッジには12枚の光ディスクを内蔵しているが1個のストレージとして扱うようになっている

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USB3.0とeSATAインターフェースを装備したメモリードライブユニットSR-D1。簡単かつ高速にSRMemoryのファイル転送を行うことができる

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SRMemoryのラインアップに1TBと5.5Gbpsの高速転送可能なモデルが加わった。F65RAWでの60p収録や3DなどのHDマルチストリーム収録といった高速性と大容量を必要とするアプリケーションに最適