アストロデザインブースレポート
4月にシリコンバレーの本拠地であるカリフォルニア州サンタクララに米国現地法人を設立したアストロデザインはキヤノンのCINEMA EOS C500に対応した4K非圧縮レコーダーHR-7510やフルHD表示が可能な高解像度電子ビューファインダーDF-3511、4K対応17型ウェーブフォームモニターWM-3206といった新製品のほかARRIRAW T-Linkの認証を取得した2K SSDレコーダーHR-7502-Aや4K SSDレコーダーHR-7512-A、4K液晶モニターDM-3000シリーズ、4KカメラシステムAH-4000シリーズなど、来るべき4K時代を先取りするような様々な機器やシステムを出展した。
4K対応電子ビューファインダーDF-3511は、米BandPro社と協力して開発したもので、1920×1080のフルHD表示が可能なLCOSディスプレーディバイスを採用している。アナログまたはHD-SDI入力の2つのモデルが用意されており、輝度やコントラスト、ピーキングといった調節のほか、ユーザーが自由に設定可能な5個のファンクションスイッチを装備している。また、ビューファインダーとして重要な画像遅延も1フレーム以下となっており、従来ビューファインダーでは困難だったピント合わせが可能となっている。
HR-7510は、EOS C500のRAW出力を非圧縮で収録することが可能なSSDレコーダーで、記録フォーマットは4K-RAW-60pのほか、4K-Half-RAW-120p、2K-RGB4:4:4-12bit-60p、2K-YCbCr4:2:2-120pに対応している。また、C500からのREC/STOPの操作に連動した記録もできるほか、バリアブルフレームレートやオーバー/アンダークランク撮影が可能。本体に装備された3.5型のLCDモニターは収録した画像の表示のほか、撮影中の映像をリアルタイムRAW現像して表示することができる。また、4系統の3G-SDIを装備しており、外部に4Kモニターを接続することもできる。モニタリングはCanon-LogとRec.709を切り替え可能となっており、階調や色味を確認することも可能。電源はDC10-32Vに対応しており、ビデオ系の12Vからシネ系のバッテリー駆動でも対応可能としている。
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