一番の注目は、世界初フル4K解像度(4096×2160ピクセル) で最大900コマ/ 秒のスーパースロー撮影が可能なカメラ「FT-ONE」だ。特徴は、撮影した映像はRAWデータとして内部メモリ(RAM) に高速記録できることや、カメラユニット、記録ユニット、再生ユニットのすべてをひとつの筐体内に凝縮していることだ。レンズマウントはPLマウントを採用している。ブース内ではFT-ONEの映像を公開するための特設シアターが設置されていて、10分ぐらいのフッテージを上映。

FT-ONE

InterBEE2012_for-a-02.jpg

国内初出展となる4K高速度カメラ「FT-ONE」

InterBEE2012_for-a-03.jpg

カメラの前ではボールを使った演技が行われていた。その演技を上に設置されたモニタで即再生を行うデモが行われていた

MediaConcierge

例年出品しているファイルベーストータルソリューション「MediaConcierge」がユーザーの要望に応じるような新しい機能を追加してリニューアルが行われた。ブースではインジェストからアーカイブまでという形で一連の展示が行われていた。

InterBEE2012_for-a-04.jpg

MediaConciergeのコーナーではワークフローごとのデモが行われていた

HVS-390HS

HD/SDI 1M/E〜2M/Eのビデオスイッチャー「HVS-390HS」が注目を浴びていた。シリーズで好評の機能に加えて、補間機能付きイベントメモリ、Webコントロール機能など使いやすい機能を搭載したのが特徴だ。

InterBEE2012_for-a-05.jpg

1M/Eから2M/Eサイズを包括した新ビデオスイッチャ「HVS-390HS」

MV-1620HS

マルチビューワラインナップの新製品ではHD/SD/アナログ混在マルチビューワ「MV-1620HS」が展示されていた。従来までも16分割の製品は存在していたが、HD-SDI出力を搭載したり、民生のモニタに直接つなげたりできるようになったのが特徴だ。

InterBEE2012_for-a-06.jpg

マルチビューワとスイッチャーとルーティングスイッチャーを連動させたシステム展示の形でデモが行われていた。マルチビューワは、最大16 入力、2 画面出力に対応した「MV-1620HS」だ

SmartDirect

InterBEE2012_for-a-07.jpg

オールインワンライブプロダクションシステム「SmartDirect」の実演がステージ横の配信用コーナーで行われていた。SmartDirectはネット配信までオールインワンでできるターンキーシステムだ。Inter BEEの会場からブース紹介や新製品のより細かい解説が配信される予定で、視聴はここから可能だ。