ブース全体が4Kに特化するような形で出展していた。その中でももっとも目立つところに参考出展で展示されていたのが2Kから4Kアップコンバーターする超解像度ユニットだ。2Kから4Kに拡大をしてさらに超解像度できれいにするというものだ。近年、4Kのディスプレイが増えているが、4K映像の素材が不足しているという問題は解決されていない。そんな問題を解決することができるのがこのユニットだ。同一ソースを「2K」と「4K」を切り替えられる形で展示されていて、超解像度技術がオフの時点はぼやっとしている感じだが、オンにすると確かに情報が増えているの確認できた。
アップコンバーターユニット
2Kから4Kへのアップコンバーターといえば、東芝のレグザやソニーのブラビアなどの超解像技術が有名だ。これらは画像再構成といわれる方法で複数のフレームを必要する技術だ。計測技術研究所の超解像度ユニットは1フレームでできる方式だ。詳しい方式に関しては後日発表する予定だという。
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2Kから4Kに変換を行う2K→4Kアップコンバーターユニット
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4Kモニタを使って実際に「2K」と「4K」の違いを体験できるようになっていた
UDR-N50A
NABやCEATECでも出品していたコンパクト非圧縮レコーダー「UDR-N50」が4K HDMI出力対応を追加して「UDR-N50A」として出品されていた。デモでは、東芝のレグザへ4Kの24pで映像を出力していたが、HDMI1本だけで行われていた。
ちなみに、UDR-N50Aの隣にはキヤノンのCINEMA EOS SYSTEMのEOS C500も展示されて、EOS C500から3G-SDI×2系統経由で出力されるRAWデータ&メタデータをUDR-N50Aにそのまま記録したり、UDR-N50AからCANON RAWファイルをそのまま取り出せるというコラボレーションが可能だという。UDR-N50Aがレコーダーとして対応可能なので、いろんなシーンで使ってほしいとアピールしていた。
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4K HDMI対応レコーダー「UDR-N50」にHDMI I/Fに4K HDMI出力対応を追加した新モデル「UDR-N50A」
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4K対応SDIからHDMIのコンバーター「Quad MCシリーズ」もアピールしていた。さまざまな入力と出力に対応できるように5種類のモデルが用意されている
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