ワイヤレスHD伝送システム「CW-7」、「CW-1J」

InterBEE2012_idx-06.jpg

実際に画質や遅延などを確認できるようになっていた。遅延は気にならないといっていいだろう

ブースで目を引いたのがDFS機能を搭載することによって屋外での使用が可能なワイヤレスHD伝送システム「CW-7」と「CW-1J」だ。「CW-7」の特徴は、入出力にHD-SDI/SD-SDIに対応し、HD映像やSD映像を伝送可能なことだ。最大伝送距離は約50mだが、これはあくまでも見通しのいいところが条件だ。送信機はカメラのVマウントに装着して取り付けられる構造になっている。受信機側もVマウントを採用しているので、Vマウント付きのモニタならばそこを使って接続が可能だ。伝送遅延は1ミリsec以下を実現しているほか、電源にXLR4ピン入力とVマウントバッテリー入力の2種類が選べる。価格は50万4,000円。

「CW-1J」はワイヤレスHDビデオ伝送システム「CW-1」とバッテリーアダプタのセットだ。HDMIタイプで本体はかなり小さく、カメラシューに取り付けて使用することが可能だ。屋外での最大伝送距離が約30m、伝送遅延距離は1ミリsec以下を実現しているのが特徴だ。価格は20万5,800円。

InterBEE2012_idx-02.jpg

屋外で使用が可能なのが特徴の「CW-7」

InterBEE2012_idx-03.jpg

Vマウントを装備しているので、カメラに直接取り付けることが可能だ

InterBEE2012_idx-04.jpg

HDMIのビデオをワイヤレスで伝送できる「CW-1」

InterBEE2012_idx-05.jpg

カメラシューを使って「CW-1」を取り付けた様子

小型HDカメラ「CS-10」

InterBEE2012_idx-07.jpg

手のひらサイズのフルHDレコーダー「CS-10」。2インチTFT液晶モニターで映像を確認することが可能だ

高感度小型HDカメラ「CS-10」も新製品だ。小型軽量、高解像度で、業界最高峰の広角レンズを搭載しているという。価格は17万6,400円。そのほかにも、Vマウントタイプのリチウムイオンバッテリーの「DUO-150」と「DUO-95」も展示されていた。D-Tapコネクターや5V/1.2AのUSBポートが搭載されている。「DUO-150」は146Whと大容量なのも特徴だ。「DUO-95」は91Whとなっている。発売は2013年2月、「DUO-150」が6万5,100円、「DUO-95」が4万2,000円となっている。

InterBEE2012_idx-08.jpg

Vマウントタイプのリチウムイオンバッテリーの「DUO-150」(左)と「DUO-95」(右)

InterBEE2012_idx-09.jpg

左がVマウントバッテリー用プレート「P-V2」などのアクセサリーを装着できる多目的プレート「A-CP」。右がENDURAバッテリーの電圧を8.4VにしてCINEMA EOS SYSTEMに供給するためのアダプタ「A-E2EOSC」