クリスティ・デジタル・システムズブースレポート
米クリスティ・デジタル・システムズはNAB2013の会場で、デジタルシネマ向けの業務用3板式(3-Chip) 最新の4K DLPプロジェクターを初公開した。登場したのは、35,000ルーメンD4K3560と25,000ルーメンD4K2560の2モデル。同社によると世界最高輝度35000ルーメンによる60fpsは”業界初”という。
昨年公開された映画「ホビット」は初めて、従来の映写機が1秒に映写するイメージ数の倍にあたる48fps(48HFR)で上映したが、本プロジェクターはそれ以上のレートと35億以上の色再現性により、映像を鮮明に映し出す。
筐体の重量は124kg(ボディのみ)、奥行き、幅、高さはそれぞれ1298mm、648mm、483mmで4K解像度を持つD4K35と同じボディサイズとなっている。
入力は、デュアル3G HD-SDIカードを2つ、ツインのディスプレイポートカードを2つ搭載し、HD-SDI×4系統、DVI×4系統、DVI(デュアルリンク)×2系統で4K(4096×2160)とクワッドHD (3840×2160)に対応。オプションに、デュアルリンクのDVI入力とツインのHDMI入力カードも用意されている。出力にはデュアル3G HD-SDIカードおよびツインのディスプレイポートカードを搭載して対応するようになっている。価格はそれぞれ161,000ドルと125,000ドル。
(山下香欧)