新領域の最新技術が幾つも見られる会場

NHKは、毎年CEATECでJEITAと共催で最新の映像技術や今後の動向などを紹介したブースを出展している。今年も4K関連や8K関連、ハイブリッドキャストなどのデモや動向などを紹介していたので、その様子を紹介しよう。また、驚くような最新技術を見ることができるのもCEATECの見どころだ。PRONEWSで紹介する内容とは少し異なるかもしれないが、CEATECの魅力の1つとしてこちらも紹介しよう。

8Kの世界やロードマップを紹介 NHK/JEITA

■8Kスーパーハイビジョンを体験
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NHK/JEITAのブース。手前に8Kシアターがあり、前面には85インチの8Kモニタが3台設置。8Kのデモが行われていた

8Kスーパーハイビジョンはまだ先の話という感はあったが、2年後の2016年に試験放送開始というところまで迫っている。ブースでは、シアター形式の150インチスクリーンと22.2マルチチャンネル立体音響を使った8Kコンテンツの体験コーナーを設けて、8Kの魅力をアピールしていた。

ceatec2014-43 昨年末の紅白歌合戦や長岡花火大会などの映像を見ることができた。必見だったのは花火大会。22.2マルチチャンネル立体音響によって、花火の破裂時の衝撃がバンバン体に伝わってくるのには驚いた

8Kを体験できるコーナーは昨年のCEATECでも行われていたが、コンテンツは昨年末の紅白歌合戦や長岡の花火大会など、最新のものが上映されていた。また、非常に細かいところになるが、スクリーンは去年のものからさらに品質の高いものに変えているとのことだ。

■8Kスーパーハイビジョンに対応したハイブリッドキャスト
ceatec2014-44 8Kの放送が始まった際のハイブリッドキャストのイメージ。映像コンテンツは縮小されて表示されるが、大画面で8Kの解像度があれば縮小されても問題なさそうだ。「字幕」や「ソーシャル」「スコア」などの付加情報が表示されていた

8Kのディスプレイサイズが家庭に入ったときに、ハイブリッドキャストはどのようなサービスになるのだろうか?そのデモが行われていた。実際に8Kモニタが使われていて、映像コンテンツを縮小する代わりに付加サービス的なものをたくさん表示していた。ゴルフ中継を実例にして紹介していて、連携するタブレットを使って最新情報やリーダーボードなどを画面に表示できるようになっていた。

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連携したタブレットを使って、付加情報を選択できるようになっていた。デモはゴルフ中継の例で、「最新情報」や「お気に入り選手」「リーダーボード」「字幕」といったものが選べるようになっている

■最新のロードマップを紹介 次世代放送推進フォーラム
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最新の4K・8K推進のためのロードマップが紹介されていた。衛星では、2016年にBSで4Kの試験放送(最大3チャンネル)および、8Kの試験放送(1チャンネル)を開始する予定

今年も次世代放送推進フォーラムがNHK/JEITAブースの中で最新の4K・8K推進のロードマップを紹介していた。4K・8Kのロードマップは、検討会によって以前のロードマップから少し変更されている。もっとも大きな変更点は、2016年からBS放送で4Kと8Kの試験放送を開始するところや、2018年にBS放送で4Kと8Kの実用放送を開始するようになったところだ。

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4K・8K 衛星放送ロードマップ。CS124/128放送では「Channel 4K」がスタートしている。2015年3月からスカパーで4K実用放送がスタートする予定。BS放送では2016年から4Kおよび8Kの試験放送を開始。2018年には4Kおよび8Kの実用放送を開始する予定

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ブースではプロ野球中継や将棋などの現在放送中の「Channel 4K」のコンテンツが紹介されていた

■ケーブルテレビの4Kをアピール 一般社団法人日本ケーブルラボ
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こちらが4KケーブルSTBの機能構成と開発のロードマップ

一般社団法人日本ケーブルラボもNHK/JEITAブースの中でロードマップの紹介やデモを行っていた。「4K対応ケーブルSTBの取組み」というパネルを掲載していて、ケーブルテレビの4Kは2015年に開始予定で先月9月に「4K-STB用運用仕様群ガイドライン完成」というところにきている、といったロードマップを紹介していた。

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こちらは4K対応ケーブルSTBの取り組みを紹介したもの

ちなみに最近のケーブルテレビの話題の中で、「第3世代STB(セットトップボックス)」という言葉をよく聞くがその意味についても一応補足して頂いたところ、「第3世代STBというのは4Kと読み替えていただいて問題ありません」とのことだ。現在、第3世代のSTBの技術企画を日本ケーブルラボでずっと検討していて、この9月にほぼまとまった段階のところまできており、2015年には規格化した内容に基づくSTBを市場導入できるように各メーカーが準備をしているという。

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HUMAXのセットトップボックスを使って4K映像のクオリティを確認できるようになっていた。権利の問題で放送中の画面写真を撮ることはできなかったが、クオリティは十分なものだった

また、実際にケーブルテレビで4Kの放送を行った場合にどれぐらいのクオリティを実現できるか?ということもデモが行われていた。ケーブルテレビで使われている64QAMという変調方式は28Mbpsぐらいが上限だが、その64QAMで4Kの放送を行った場合のクオリティを実際に確認できるようになっていた。実際のデモ映像は25.6Mbpsで流されているものだったが、それでもここまで綺麗な映像を実現できるということをアピールしていた。

高精細や立体視に関するさまざまな研究開発を公開 超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)

■8K関連製品を展示 アストロデザイン
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85インチの8K液晶モニタ「DM-3811」。流れている8Kのコンテンツはもちろん自社の8K対応カメラで撮影されたものとのことだ

アストロデザインは毎年、CEATECの超臨場感コミュニケーション産学官フォーラムのゾーンに出展しているが、今年も8Kスーパーハイビジョン関連製品を展示していた。もっとも目を引いたのは85インチの8K液晶モニタ「DM-3811」だ。8Kで85インチの迫力のある映像に、多くの人が足を止めて観ていた。

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こちらは4K/8K非圧縮SSDレコーダー「HR-7512-C」

また、8Kに対応したデジタルビデオ信号発生器「VG-876」も展示されていた。VG-876は、1ユニットで4K/120p、または8K/30pの伝送、4ユニットで8K/120pに対応するのが特徴とのことだ。このほかにも4K/8K非圧縮SSDレコーダー「HR-7512-C」であったり、MMT ・TLV 多重化方式のストリームをリアルタイムに解析するWindowsアプリケーション「SP-5800」も展示されていた。

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最大8Kの描画をサポートしているデジタルビデオ信号発生器「VG-876」

これらの機材を使って8K関連製品を開発しているメーカーは増えているのだろうか?そのあたりを聞いてみると、「8K開発は徐々に増えています。ただ、今はまだ4Kなのでそこが落ち着いてからという感じですね」と語ってくれた。

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MMT・TLV 多重化方式のストリームをリアルタイムに解析するWindowsアプリケーション「SP-5800」

■東京農工大学 高木研究室によるタイリングによる等身大裸眼立体ディスプレイの展示
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暗室のブースで展示されていた等身大裸眼立体ディスプレイ。写真では伝わらないが、確かに立体に観えていた

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラムのゾーンの中で目についた展示を紹介していこう。最初に紹介するのは、東京農工大学 高木研究室による等身大裸眼立体ディスプレイをタイリングで実現するという展示だ。

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一瞬だけ暗室のブースを明るくして設置の状態がわかる写真を撮らせて頂いた。4台を重ねた状態で実現

大画面裸眼立体表示で有名な方法としては、プロジェクターを数百台用いる方法だ。例えば、世界最大でメガネなしで見られる”うめきた・グランフロント大阪”「ナレッジキャピタル」の200インチ裸眼立体ディスプレイはプロジェクターを200台使っていると言われている。

このように、大画面の裸眼立体表示は非常にコストがかかるという点と、投影距離もスクリーンからプロジェクターまで6メートルや7メートルの距離が必要で、大きな設置スペースが必要といった点も問題であった。そこで、東京農工大学が研究して新しく実現した方法は、枠なし表示面をもつ低価格な多眼表示モジュールのタイリングによって大画面裸眼立体表示を実現するという方法だ。特徴は、画面サイズが小さいため、奥行きを小さくできる。

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スクリーンレンズの様子。スクリーンレンズや結像レンズによって立体に見えるようになっている

奥行きは1.5mとのことだ。また、モジュールがすべてまとまっているので、設置や移設が容易になっているというのも特徴だ。デモは、4台の積み重ねの状態で行われていた。もっと大きいスクリーンで観たいといった場合や幅のあるディスプレイでみたいといった場合は、横にタイリングすることによって可能になるとのことだ。

■法政大学によるHMD向け実写映像コンテンツの展示
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ものを消すデモ。机の上に4色の折り紙があるが、モニタ上では赤の折り紙が消えている

法政大学 実世界指向メディア研究室のブースでは、実写映像を用いてヘッドマウントディスプレイのコンテンツの展示がされていた。

2種類のデモが行われていて、1つ目はものを消すデモだ。4色の折り紙が手前にあり、VRヘッドセットの「オキュラスリフト」をかぶってみると、赤い折り紙だけを消すことができるという技術だ。赤い色のものを検出して消すという原理だ。

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全天球画像を使って商店街の様子を再現するというデモ

もう1つは、全天球画像を球面にマッピングしたものを使って、頭の向きに合わせて映像を展示するというものだ。デモでは実際に商店街を歩いているような体験ができるようになっていた。前後左右上下の全方向に対応するのが特徴で、後ろを振り向いたとしても一枚つづりの映像として観ることができる。

画像と画像の間はアルファブレンディングで合成することによってつなぎ合わせている。将来的には、商店街の案内として利用したり、体の不自由な方が実際に現地に行くことができないような場合にこの機材を使って現地の様子を体験するといった目的で研究をしているとのことだ。

空中に浮いているような映像を実現 オムロン

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オムロンブースに展示されていた3次元映像が浮かび上がる新技術

オムロンブースでは、3次元映像が浮かび上がって見える新技術のデモが行われていた。注目度が高く、ブースには多くの人が集まっていた。仕組みは、下にLEDが仕込まれていてLEDの光がシートの中を伝わるようになっている。

光る場所には数万個のミクロンサイズのレンズが埋め込まれていて、そこに光が当たるとそれぞれ計算された方向に飛んで空中で結像する。それが、像として見えている。

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こちらはどういう原理でこの技術が成り立っているのか? というのを解説するためのシンプル構造。下からLEDを当てているのがわかる

白色のLEDを使えば白色、赤いLEDを使えば赤色というふうになる。また、実用化はまだされていないが、スイッチを可視化してわかりやすくるすとか、方向表示でよくわからないところがあるが、それをこの技術でわかりやすくしたり、商品のショーウィンドウで空中でいろんな説明を加えていくといったことを考えているとのことだ。

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ロボットと人が卓球をするという目を疑うようなデモが行われていた

こちらもオムロンのブースで、ラリー継続卓球ロボットが展示されていた。ロボットと人が卓球をしているという光景に多くの人が足を止めて見ていた。卓球のラリーを長く続けることを目的としたもので、人が打ち返しやすい場所へロボットが返球をするというようになっている。

ロボットは人の位置計測、人のラケットの位置計測、打球のサンジゲン位置と速度計測、ロボット側ラケットの軌道計算、リアルタイムロボット制御によって成り立っているという。

ナビゲーションやウェアラブルデバイスのプロトタイプを展示 NTTドコモ

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体験コーナーでは2人が同時に操作をして、ナビゲーション機能やコミュニケーション機能などを体験できる

ドコモは毎年CEATECでかなり先進的な技術を実現したデバイスの展示を行っているが、今年もユニークな展示が行われていた。

1つが「YUBI NAVI」という新発想デバイスのプロトタイプだ。スマートフォンと連携するツールで、ナビゲーション機能とコミュニケーション機能の2つの使い方をもっている。ナビゲーションは、YUBI NAVIが自動で回転して、左右の方向を伝えてくれる。右に曲がる際は右に回転し、左に曲がる際は左に回転する感じだ。つまり、道案内でYUBI NAVIを使えば歩きスマホを抑制することができるというわけだ。

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ナビゲーション機能は曲がるところにくると、デバイスが曲がる方向にねじれる感じで方向を教えてくれる。デモの機材にはコードがついているが、実際に商品になった際はワイヤレスになる予定とのこと

コミュニケーション機能は、握った感覚が別のYUBI NAVIにも伝わるという機能だ。小指と薬指のところを握ると、もう一人握っているYUBI NAVIにその感覚を伝えることができるという仕組みになっている。遠くの方とコミュニケーションをとれるツールを目指しているという。

■皮膚アセトン測定による健康管理
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こちらが計測装置のセンサー側の様子

皮膚のアセトンというものを測定するデバイスも展示していた。人間の体の話になるが、体脂肪を燃焼するとアセトンという成分が発生する。

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計測装置とスマートフォンはBlueToothで通信している。ブースで行った際に測定にかかった時間は2分30秒。測定時間は変更は可能とのこと

このアセトンを測定することで運動時や食事制限のときにきちんと体脂肪が燃えているか、ということを間接的に把握することができる。ただし、皮膚から放出されるアセトンというのは非常に微量で、測定をするにしても大型な装置が必要で、なかなか身近に使うことができなかった。

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測定結果は39。標準の人の平常時とのことだ

そこで、ドコモが独自の技術を使ってウェアラブルデバイス化に成功したというのが今回紹介されているものだ。小型の装置になることで、運動している人がきちんと脂肪が燃焼されているか日々モニタリングをすることで、生活習慣病の予防や改善に向けた個人別のアドバイスを提供できるのではないかとアピールをしていた。

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測定結果を目安に日々の健康管理の促進に活用できるかもしれない

興味や関心を視覚化する視線検知技術 富士通

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「好きなものを見つめてください」といわれて、どれかワインを見つめる

富士通のブースでは、視線検知技術のデモを体験できるコーナーが設けられていた。ブースの椅子に座ると、目の前に4本のワインやお酒が用意されている。

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上のモニタを見ると、自分が見つめたものが視覚化されていた

「好きなものを見て下さい」といわれるので、黙って好きなものを見ていると、ブースのスタッフに「あなたの好きなものはこれですね」という感じでズバリ見抜かれる。

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手前に置かれていた小型の視線センサー

上のモニタを見ると、こちらが見つめたワインに視線が視覚化されて表示されていた。視線が視覚化される原理は、手前に6センチの小型のセンサーがあって、人がどこを見ているのかを検出している。センサーにはLEDが搭載されていて、瞳の反射をカメラで読み取って解析を行っているという。

CEATEC AWARD 2014を受賞した製品をピックアップ

CEATECでは、毎年エレクトロニクス産業の進展と貢献を目的に「CEATEC AWARD」というものが実施されている。CEATEC AWARDを受賞した製品はその年のCEATECで大いに注目を浴びた象徴的な製品といっていいだろう。最後に、今年のCEATEC AWARDを受賞した製品の中から映像に関連する製品をピックアップしてまとめて紹介しよう。

■総務大臣賞 シャープ フルスペック8K液晶ディスプレイ
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フルスペック8K液晶モニタはシャープブースでも大注目の存在であった

最高の賞に位置付けられている総務大臣賞を受賞したのはシャープのフルスペック8K液晶ディスプレイだ。8Kで色域BT2020準拠(包含率85%)というスペックを実現しているのが特徴だ。

■ライフスタイル・イノベーション部門 グランプリ エプソン販売 シースルーモバイルビューアー MOVERIO BT-200、BT-200AV
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実際にMOVERIOをつけてみたところ。つけながらでも 周囲が見えるのが特徴だ。手に持っているのはコントローラー

メガネのように装着して使用するシースルーモバイルビューアー「MOVERIO BT-200AV」と「BT-200」が受賞した。ヘッドセットとコントローラーで構成される。

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投写レンズの部分がわかる様子。極端な厚みなどがあるわけではない

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色が変わっているところがハーフミラー。この部分に映像が投写される

■ライフスタイル・イノベーション部門 準グランプリ ガラポン ガラポンTV四号機
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ガラポンTV四号機のボディ。非常にコンパクトだ

地上波テレビ放送(ワンセグ)8局分を全番組録画する録画機「ガラポンTV四号機」が受賞した。録画した番組はスマートフォンやPCで外出先からでも視聴可能。テレビ番組についてのレビューや評価を集めたコミュニティサイト「ガラポンTVサイト」で、自分の好みにあった面白い番組が発見できるようになっている。

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背面はアンテナとLAN、USBとシンプルだ

■テクノロジー・イノベーション部門 グランプリ パナソニック 新動画圧縮規格 HEVC 再生用 システム LSI
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ブースでは4K60p 160Mbpsで再生した例と4K60p 40Mbpsで再生したビットレートの違いを比較。40Mbps側でも自然の茂った様子が綺麗に表現できている

1チップでHEVC規格により圧縮された4K60p、10ビットカラー映像を再生することができる新動画圧縮規格HEVC再生用システムLSIが受賞した。10億の階調による滑らかな濃淡を表現した映像を出力するデジタルサイネージなどが実現可能になる。

■グリーン・イノベーション部門 グランプリ シャープ MEMS-IGZOディスプレイ搭載タブレット

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NTSC比で120%の高色再現性能を実現している。色彩表現が重要な写真や画像の表示に最適な機能を備えている

業界初のMEMS-IGZOディスプレイを搭載した7.0型タブレット端末が受賞した。一般的な液晶ディスプレイに比べて低消費電力化と高い色再現性を実現したほか、外光下でも鮮明に表示できる高輝度モードや省電力で表示するグレースケール/白黒モードなどを搭載しているのが特徴だ。

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外光下でも鮮明に表示できる高輝度モードや省電力化が可能なグレースケール/白黒モードを搭載。外光下で見やすく、使いやすいのが特徴だ

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さらにMEMSシャッターの動作制御の速度を落とすことで、より省電力な駆動が可能になる

■グリーン・イノベーション部門 準グランプリ 調色・調光型 メーク用有機EL照明「OLE-B01」
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調光・調色を簡単に操作することが可能

先日のレポートでも紹介したパイオニアのメーク専用照明「OLE-B01」が受賞した。世界初の調色・調光型有機EL照明で、メークに必要な「物本来の色を再現する太陽光に近い自然な光」を再現できるというのが特徴だ。

txt:編集部 構成:編集部


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