PRONEWS厳選 CP+オススメ歩き方コース
CP+は開場の規模こそInter BEEほど広くないものの、1日では回りきれないほどの情報量がある展示会だ。目的をしっかりと持って1日で巡ることも不可能ではないが、各社で体験したりセミナーを聞いたりすると時間が足りなくなることは確実だ。そこで回り方を悩んだときの参考として、お勧めのコースを用意した。それが「CP+の歩き方 2024」だ。PRONEWSでは約90社の出展社のうち、お勧め6社を巡る2種類のコースを紹介する。ぜひこのコースをご活用いただき、CP+2024を存分に楽しんでほしい。
Aコース:国内カメラ・レンズメーカーを巡るコース
カメラ好きならば、やはり国産カメラメーカーのブースは必ず見たい。そこで国産カメラメーカーを巡りたい人にお勧めのコースを紹介する。スタートは、メディアパートナーゾーンにある「PRONEWS」(MP15)から。キヤノンブースで「EOS R SYSTEM」を体験し、富士フイルムで中判デジタルカメラの「GFX100 II」をチェックしよう。シグマブースはLマウントシステムの展示に注目。「LUMIX S5II」シリーズや「G9PROII」は使いやすい動画機能、ニコン「Z 8」はアップデートの新機能、ソニー「α9 III」はグローバルシャッターで新しく実現可能になった表現に注目だ。
(1)キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン ブース番号:04
EOS R6 Mark II、EOS R8、EOS R50、PowerShot V10を展示する。EOS R SYSTEMの各種ボディ、レンズを体験できるタッチ&トライコーナーに注目。トリッキングや新体操を被写体に実機体験が可能だ。
(2)富士フイルム ブース番号:03
GFX100 II、X-H2S、X-T5を展示。ブース内の「GFX、X動画撮影体験」コーナーの展示に注目。初、中級者からシネレンズ等を使った本格的な映像制作まで、あらゆるニーズに応えるGFX/Xシリーズの充実のラインアップを体験できる。アドビの「Camera to Cloud」を使ったFrame.ioへの接続、最大4台のカメラをリモートで制御、撮影を行うデモンストレーションも注目だ。
(3)シグマ ブース番号:84
Art、Contemporary、Sports、Iシリーズなどの交換レンズをはじめ、SIGMA fpシリーズのカメラ、シネレンズを体験できる。SIGMAの写真集コレクションを会期限定で一般公開する特設ライブラリー、写真家によるギャラリー、トークステージなど、多彩なプログラムを予定している。
(4)LUMIX(パナソニック) ブース番号:85
S5IIシリーズ、G9PROIIを展示。モデル撮影で最新モデルを体験できる。GH6の79時間の継続録画企画「79時間耐久Rec」はこの会期の大きな注目だ。
(5)ニコン/ニコンイメージングジャパン/ニコンビジョン ブース番号:02
Z 9、Z 8、Z f、Z fc、Z 30を展示。Z fやZ 8をはじめとするNIKKOR Zレンズ作品の視聴や撮影体験ができる。ニコンは2024年2月7日、「ニコン Z 8」のファームウェアVer.2.00で新たに対応した野鳥・風景・人物撮影をサポートする機能強化・改善に注目だ。
(6)ソニー/ソニーマーケティング ブース番号:01
α1、α9 III、α7R V、α7S IIIを展示。2024年1月30日に発表したポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」の展示もある。どのような連携ができるのか、実機の展示に注目だ。
Bコース:映像業界の視点で巡るコース
CP+を映像業界の視点で巡るコースを紹介する。CP+はシネマカメラやシネマレンズ、アナモレンズの展示もある静止画、動画に隔たりのない展示会になりつつある。まず最初は普段お目にかかれない8mmフィルムカメラの展示があるHIGHLANDを見て楽しもう。次に、RAIDブース。グローバルシャッターカメラ「V-RAPTOR [X]」の国内初展示は必見だ。SIRUI JAPANの小型軽量のアナモレンズの新シリーズ「Saturn」、NANLITEでパネルライトの新製品「PavoSlim」の展示、ワイヤレス伝送ソリューションのShimbolやカメラアクセサリーの「KONDOR BLUE」の展示も要チェックだ。
(1)HIGHLAND SUPER8 LAB ブース番号:15
HIGHLAND SUPER8 LAB、8mmフィルムカメラや現像機を展示。現像/4Kスキャン、無料カメラレンタル、フィルムでの撮影等などのサービスを紹介する。
(2)Exascend/RAID ブース番号:57
RED Digital Cinema社製世界初ラージフォーマット対応グローバルシャッターカメラ「V-RAPTOR [X]」の国内初展示。取り扱いを開始したThypoch社の交換レンズ新製品の展示にも注目だ。
(3)SIRUI JAPAN ブース番号:18
カーボンファイバー製のフロントバレルで作られた小型軽量のアナモフィックレンズSaturnシリーズを展示する。レンズのサイズや軽さを体験してみてほしい。
(4)VANLINKS(NANLITE/BENRO) ブース番号:50
新製品の500Wスタジオライト「FC-500B」や「FC-300B」やロケ撮影や天井吊り撮影に適した薄型パネルライト「PavoSlim」を展示。さらに、2024年2月9日から発売を開始したPavoSlimシリーズの展示もある。
(5)銀座十字屋ディリゲント事業部 ブース番号:49
Shimbolの展示に注目。ワイヤレス伝送ソリューションの技術開発に注力する、深センのブランド。国内初展示の注目新製品だ。
(6)三友 ブース番号:39
カメラアクセサリーの「KONDOR BLUE」や機材ケース「PortaBrace」を出展。KONDOR BLUEでは、FX3をショルダースタイルで使えるSony FX3/FX30 ULTIMATE RIGの展示に注目。筐体はコンパクトで、最小のセットアップが可能だ。