軽量化や大容量バッテリーにも対応した「TVUPack TM8200-L」

新製品はハードウェアを再設計して小型化した無線HDライブ伝送装置「TVUPack TM8200-L」だ。厚さが従来モデル「TVUPack TM8200」比でも約半分、重量は1キロぐらい軽量化を実現した。また、バッテリーは、物理的な制約でVマウントのバッテリーのサイズが大きいものが使えなかったが、「TVUPack TM8200-L」ではいろいろなVマウントバッテリーが使えるようになり、長時間の運用も実現できるようになったわけだ。

interbee2014_star_02

従来よりもさらに小型化、軽量化を実現した「TVUPack TM8200-L」

interbee2014_star_03

「TVUPack TM8200-L」は本体がかなり薄型化されている

interbee2014_star_04

大容量のバッテリーも搭載できるようになった

マイクロ波回線を同時に使用できるIP伝送が可能なソリューション

こちらも新製品で、VISLINKとTVUがコラボレーションして実現したもの。従来の3G/4G携帯回線に加えてVISLINKのマイクロ波回線を同時に使用してIP伝送が可能だ。 interbee2014_star_05

3G/4G/LTEの接続だけでなく、マイクロ波もサポートしている

AnywareアプリにMac版が登場

従来のiPhone/iPad、Android用アプリに加えてMac用Anywhereアプリもリリースされた。Macをトランスミッターにするもので、LANやWi-Fiを束ねて、内蔵のカメラやBlackmagic Designなどの外付けThunderbolt接続のキャプチャーユニットの映像を伝送することができるようになる。ホテルで素材を送ったり、内蔵のカメラであれば記者の顔出しのレポートといった簡単な中継に使えるだろうとのことだ。

interbee2014_star_06

Macで使用可能なソフトウェアベースのAnywhereトランスミッター

重ねることで大容量化できるPAGlinkのバッテリー

PAGlinkのバッテリーも展示されていた。充電器の「PAGlink PL16-9707」は、右に最大8個、左に最大8個重ねて使うことが可能で、最大16個のバッテリーを同時に充電することが可能だ。また、2個、3個と重ねて使うことも可能で、重ねた分だけ大容量のバッテリーとして使用することが可能だ。また、飛行機の機内の持ち込みは「ワット時定格量100Wh以下のものならば制限なし」というルールがあるが、PAGlinkのバッテリーは96Whで持ち込み個数制限を受けないのも特徴だろう。

interbee2014_star_07

PAGlinkのバッテリーや充電器が展示されていた

interbee2014_star_08

充電器の「PAGlink PL16-9707」は重ねることでまとめて充電することが可能だ

interbee2014_star_09

バッテリーの容量は96Wh