シグマ、軽量コンパクトで大口径ズームを常用できるミラーレス対応ズームレンズ「28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」発売

シグマは、軽量さとコンパクトさの両立を実現したLマウントまたはソニーEマウント対応フルサイズミラーレス用レンズ「28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」を2021年3月12日に発売する。希望小売価格は税込110,000円。

28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryはズーム全域で高い光学性能を備える24-70mm F2.8 DG DN | Artをベースに設計し、Contemporaryラインのコンセプトである常用できる大口径標準ズームを目指して開発。広角側を28mmから設計することで、Artラインに匹敵する高い光学性能はそのままに小型軽量化を目指したという。

レンズ枚数は減らしつつも最新の光学設計技術を基盤に、非球面レンズ3枚、FLD2枚、SLD2枚といった特殊硝材を採用することにより、カメラ側の機能では補正できない軸上色収差やサジタルコマ収差を補正。画面の中心から周辺まで均一かつキレのある描写を楽しむことを可能としている。

24-70mm F2.8 DG DN | Artから広角側のズーム域を狭めることでレンズボディの小型化。さらに簡易防塵防滴やスイッチ類の最小限化といったContemporaryラインの設計思想により、クラス最小最軽量のレンズボディを実現している。

フォーカスレンズを1枚で構成することにより、フォーカスユニットも小型化。同時に軽量なフォーカスレンズとステッピングモーターの組み合わせで、快適なオートフォーカスを可能にしているという。

レンズ単体の重量は470gで、SIGMA fpに装着した場合の全体重量は890g。撮影システムとして1kgを切る携帯性が大口径ズームレンズでありながらも常用可能。

携帯性を重視したレンズボディは、プラスチック製パーツを中心に構成。アルミニウムに近い熱収縮率を持つポリカーボネート「TSC（Thermally Stable Composite）」を採用。金属パーツとの熱収縮による誤差を少なくし、温度変化の大きな環境であっても安定した性能を確保しているという。

プラスチックパーツ同士の摺動ではスカスカとした回し心地になりやすい操作リングでも、部品の精度を高めた上で適切にグリスで調整することでしっとりとした上質な操作感を実現しているという。

商品名	28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary	24-70mm F2.8 DG DN | Art
発売日	2021年3月21日	2019年12月20日
希望小売価格	税込110,000円	税込148,500円
対応マウント	Lマウント、ソニーEマウント	Lマウント、ソニーEマウント
焦点距離／F値	28-70mm F2.8	24-70mm F2.8
レンズ構成	12群16枚(FLD2枚、SLD2枚、非球面レンズ3枚）	15群19枚(FLD6枚、SLD2枚、非球面レンズ3枚）
最短撮影距離、最大撮影倍率	19-38cm、１:３:３（W）-1:4.6（T）	18-38cm、１:2:9（W）-1:4.5（T）
コーティング	スーパーマルチレイヤーコート、ナノポーラスコーティング、撥水防汚コート	スーパーマルチレイヤーコート、ナノポーラスコーティング、撥水防汚コート
機構	フォーカスモード切換えスイッチ	フォーカスモード切換えスイッチ、AFLボタン、ズームロックスイッチ
防塵防滴	簡易防塵防滴機構	防塵防滴機構
フード	花形フード	ロック付ぎ花形フード
フィルターサイズ	φ67mm	φ82mm
買量、最大径x長さ	470g、φ72.2mm×101.5mm※Lマウント用	835g、φ87.8mm×122.9mm※Lマウント用