カナダのモントリオールに拠点を置くミランダ・テクノロジー社(ミランダ社)は、ワシントンポストの放送局であるポストニューズウィーク局に、セントラル報道用グラフィックシステムとして、テンプレートベースのグラフィックシステム「Xmediaスイート」のワークフローツールが採用されることを発表した。
Xmediaスイートはニュースグラフィック編集のオートメーションシステム。 グラフィック関連の中核ハブとして、ポストニューズウィークの系列6局に対して、マルチプラットフォームで24時間7日、オンスクリーン・ニュースグラフィックスを提供することになる。
系列局は、KPRC(ヒューストン)、WDIV(デトロイト)、WPLG(マイアミ)、WKMG(オーランド)、KSAT(サンアントニオ)、およびWJXT(ジャクソンビル)。
XmediaスイートのMOSプロトコル対応ENPSとiNEWsプラグイン・ソフトウェアにより、編集者はニュース編集室のデスクトップシステムから即座にグラフィック素材やテンプレートにアクセスして、OTS(over-the-shoulder)ショットのグラフィックイメージを動画の背景と一緒に生成、ハイライト部分のアニメーションとフルスクリーンで制作することができる。
グラフィック素材は、セントラルサーバのMiranda Xmediaサーバと、各局にあるバックアップサーバに取り込まれる。よって、グラフィックアセットは全て一旦セントラルに集約され、そして自動的に他の拠点に転送される仕組みとなる。
ミランダ社では、このワークフローソリューションがポストニューズウィーク局のデファクトシステムとして推奨され、他系列局にも浸透する、と見込んでいる。