ハリウッド3DプロダクションStereoscope、クォンテルシステムによるDIワークフローのサービスを開始 2008.05.19 3Dデジタル環境を持つポストプロダクションの米Stereoscopeスタジオ(Stereoscope)は、今度、加クォンテル製の4Kカラーグレーディング編集システム(カラーコレクション)Pabloの最新バージョンを導入し、3Dデジタルマスタリング・シアターおよびフルレンジフォーマットにワンパスで対応できるスタジオとして新たにオープンした。 Stereoscopeは、米カリフォルニアのバーバンクに拠点を置く。 加クォンテルのIQシリーズPabloは、カラーグレーディングだけではなく、アセンブル、編集、コンフォーミング、エフェクトやタイトリングまで行えるDIシステム。3Dデジタルマスタリング・シアターに設定した編集ルームに設置され、デジタルコンテンツをデリバリー段階まで施設内シームレスで行えるDI(Digital Intermediate)ワークフローを実現する、という。 Stereoscopeでのマスタリング環境では小規模ながらもHDおよび2Kまでのコンテンツのリアルタイム編集環境が整っている。プロダクション側では、Avid社のNitrisシステムとSony HDCAM SRデッキ、7.1ドルビー対応ミキシングルームには、Solid State Logic社製品が備わっている。また、30×40×15サイズのブルーバックスタジオも設備されている。 米国でも800箇所ほどのIMAXシアターで数多くのヒット作品を上映している。3Dカメラでの映画素材撮影は頻繁に行われているが、ポスプロ業界では(そのことが)広く浸透されていない、とStereoscopeの関係者は語っている。 最近投稿された記事 PRONEWS TECHツアー「IBC 2025」2025 募集中! 2025.07.06 ライカI誕生100周年、ドイツ・ウェッツラーで記念イベントを開催。限定モデル発表や希少カメラの720万ユーロ落札も 2025.07.05 ブラックマジックデザイン、対談セミナー「Blackmagic PYXIS 6Kの魅力」開催。「やまもん」こと山本隆太氏がゲスト小町直氏とPYXISについて語り合う 2025.07.05 関連キーワード Avid Quantel SONY この記事をシェア・ブックマークする FOLLOW US ニュース一覧 コラムタイトル一覧 特集タイトル一覧 ライターリスト