ハリウッド3DプロダクションStereoscope、クォンテルシステムによるDIワークフローのサービスを開始 2008.05.19 3Dデジタル環境を持つポストプロダクションの米Stereoscopeスタジオ(Stereoscope)は、今度、加クォンテル製の4Kカラーグレーディング編集システム(カラーコレクション)Pabloの最新バージョンを導入し、3Dデジタルマスタリング・シアターおよびフルレンジフォーマットにワンパスで対応できるスタジオとして新たにオープンした。 Stereoscopeは、米カリフォルニアのバーバンクに拠点を置く。 加クォンテルのIQシリーズPabloは、カラーグレーディングだけではなく、アセンブル、編集、コンフォーミング、エフェクトやタイトリングまで行えるDIシステム。3Dデジタルマスタリング・シアターに設定した編集ルームに設置され、デジタルコンテンツをデリバリー段階まで施設内シームレスで行えるDI(Digital Intermediate)ワークフローを実現する、という。 Stereoscopeでのマスタリング環境では小規模ながらもHDおよび2Kまでのコンテンツのリアルタイム編集環境が整っている。プロダクション側では、Avid社のNitrisシステムとSony HDCAM SRデッキ、7.1ドルビー対応ミキシングルームには、Solid State Logic社製品が備わっている。また、30×40×15サイズのブルーバックスタジオも設備されている。 米国でも800箇所ほどのIMAXシアターで数多くのヒット作品を上映している。3Dカメラでの映画素材撮影は頻繁に行われているが、ポスプロ業界では(そのことが)広く浸透されていない、とStereoscopeの関係者は語っている。 最近投稿された記事 Peak Design、iPhone 16 Pro用「ナーケース」発売。堅牢性と操作性を両立 2025.04.28 デジタル・オーチャードとコダック・フィルム・ラボ・ロンドン、65mmスキャンアップグレードを発表 2025.04.28 Leofoto、キヤノン「RF800mm F11 IS STM」に取り付けてアルカスイス対応三脚に使用可能なレンズフット発売 2025.04.28 関連キーワード Avid Quantel SONY この記事をシェア・ブックマークする FOLLOW US ニュース一覧 コラムタイトル一覧 特集タイトル一覧 ライターリスト