独DivX社(DivX社)のMPEG編集拡張ツール、「MainConcept MPEG Pro HD3」は新バージョン3.2で、Adobe Premiere Pro CS3でのHD編集の効率を大幅に上げる機能を追加した。
MainConcept MPEG Pro HDは、Adobe Premiere Pro 2.0と CS3のプラグイン。MPEG-1、2、そしてH.264やHDVといったMPEGHDフォーマット、AVC-HDやDolby Digital、AACにも対応し、これらフォーマットの読み込み、編集、書き出しが負担なく行える。
リアルタイムでフォーマットのコンテンツをキャプチャでき、作業中にトランスコードが発生することなく、編集変更があった部分だけレンダリングを必要とする、独自のスマートレンダリング技術が採用されている。
各MPEGフォーマット間の変換は再エンコードする必要がない。また、Sony PlayStation Portableと Apple iPodのためのデフォルトプロファイルでプロジェクトを書き出すことができる。
最新バージョンでは、Sony XDCAM EX、XDCAM HD422と420シリーズのカムコーダに対応する。また、H.264/AVCフォーマットのインポート/エクスポートにも対応、そしてMPEG-2エンコードおよびH.264/AVCのデコードのスピード向上がみられる、という。
DivX社は、業界標準規格による高品質のAV技術を開発しており、特にH.264コーデックでよく知られている。昨年11月に、このH.264コーデック技術を持つ独MainConcept社を買収した。