Blackmagic Designは、シリアル番号が14221337より前に製造されたすべてのBlackmagic PYXIS 12Kカメラをリコールし、センサーボードの無償アップグレードを行うことを発表した。
当該カメラの約10%において、一部のカメラ設定を極端な値に調整した際に画像にアーチファクトが生じる可能性があることが判明した。これは、センサーボードに使用された電子部品の公差変動が原因となって生じている。
また、手持ちのカメラでこの問題が生じたユーザーの一部においては、取扱販社によるカメラの交換の際に、同じくシリアル番号が14221337より前のカメラに交換が行われていたという問題もあり、交換後のカメラでも同じ問題が生じている。したがって、この問題に対処するために、シリアル番号が14221337より前に製造された全カメラをリコールするにいたった。
この問題を解決するために、同社ではBlackmagic PYXIS 12Kのセンサーボードを再設計した。この新しいセンサーボードはRevision B(改正版B)という。
これまで、サポートオフィスに修理のために送られてきたカメラはすべて、自動的にこの新しいセンサーボードにアップグレードされている。このようなアーチファクトが生じているカメラの割合は極めて低いものの、過去数カ月にアップグレードが適用されたカメラはすべて、目に見える改善が確認されている。
つまり、当該カメラはRevision Bセンサーボードへのアップグレードを行うことで改善される。Blackmagic PYXIS 12Kは、撮影監督が低価格でBlackmagicの12Kセンサーの品質、解像度、ダイナミックレンジを使用できるように設計されている。これは、URSA Cine 12Kに使用されているセンサーと同一のものだ。同社では、この優れたセンサーの性能をすべてのユーザーに最大限に活用してもらいたいとしている。
過去数カ月に製造されたカメラには、すでにRevision Bセンサーボードが搭載されている。過去数カ月に修理・点検のために送り返されたカメラに関しては、自動的にこのセンサーボードにアップグレードされているが、念のために、その点について同社まで問い合わせるよう呼びかけている。
また、14221337より前のシリアル番号のカメラの多くは、工場で留め置きされ、出荷前にRevision Bセンサーボードにアップグレードされている。所有しているカメラにアップグレードが適用されているかどうかを同社のサポートオフィスに確認する必要がある。
シリアル番号が14221337より前のBlackmagic PYXIS 12Kカメラに対しては、Revision Bセンサーボードへのアップグレードが無償で行われる。同社の最寄りのオフィスに連絡すれば、センサーボードのアップグレード、あるいはカメラの交換を手配する。最も迅速な方法で対応するとのことだ。このリコール対応は3年間行う予定であるため、都合に合わせてアップグレードの手配をしてほしいとしている。
シリアル番号が14221337より前のBlackmagic PYXIS 12Kカメラに対するセンサーボードのアップグレードまたはカメラの交換は、無償で即時Blackmagic Designオフィスで対応する。
Blackmagic Designのサポートの連絡先は同社ウェブサイトのサポートページで確認可能だ。