米Focus Enhancements(Focus社)では、ダイレクト-トゥ-エディット(DTE)レコーダと呼ばれるポータブル・ディスクレコーダ「FS-5」をリリースした。
FS-5は初代から5世代目の製品で、この春NABで発表されたもの。外姿は既存のFS-4モデルよりも、60%ほどサイズダウン、重さも25%ほど軽量化されている。
FS-5は、独自のWEBベースのメタデータワークフローを構築し、撮影中でもワイヤレスでユーザのメタデータにアクセスできる機能をもったポータブルのメディアレコーダ。
新しいリアルタイムのメタデータベースのワークフローにより、コンテンツ管理の能率が向上された。ワイヤレス環境でも、ユーザはWEBブラウザ経由でFS-5にアクセスでき、素材を取り込んでいる間にメタデータの定義をして素材をアサインすることができる。
これらラベルされた素材クリップは、リアルタイムでカテゴリ別に整理されるので、素材の取り込みが終了したと当時に使用することができる。
独自のユニバーサル・メタデータ・エンジンにより、メタデータはApple社のFinal CutProとProxSys社のMAMと互換性を持つ。主な新しい仕様としては、MXF HDV(720p30 と1080i 50/60)ファイルフォーマットの素材を、Avid社の編集システムで他のHDVファイルとネイティブに編集することができるようになった(MediaToolを介して)。
FS-5の販売希望価格は100GB搭載モデルで(米国)2195ドル。