ソニーは、マルチカメラフォーマットシステム「HDC-1000シリーズ」(HDC-1000/HDC-1100/HDC-1500/HDC-1600)用のソフトウェア最新版である「Ver1.22」をリリースした。 バージョンアップに伴い、以下の9つの機能が追加される。 【1.メモリースティックPRO対応】 オペレータファイル、リファレンスファイル、シーンファイルの保存、読み込みに、メモリースティックPROが使用可能。 【2.Noise Suppression】 映像のノイズを10段階で低減。設定値はリファレンスファイル、シーンファイルに保存。 3.Hyper Gamma 新しいガンマテーブルカテゴリーとして、ハイパーガンマ1?4の選択が可能。 4.Master White Gain】 -3dBから+12dBまで連続的にゲイン変更が可能。設定値はファイルに保存されない。 5.VF Detail Frequency】 VFディテールのブースト周波数を、9MHz、14MHz、18MHzの3段階に切替え可能(V1.16までは9MHz固定)。標準設定は9MHz。設定値はオペレータファイルに保存。 6.Standard Gamma No.7】 基本形はITU-R709で立ち上がりが5倍のガンマカーブを、STANDARDガンマテーブルに7番として追加。 7.VBS RETURN IN】 スタンドアロン時のVBSリターン入力に対応。MAINTENANCEメニューの<EXT RETURN>ページで、 VBSリターン入力のアスペクト比(Edge Crop/Squeeze)を設定可能。 8.CCUのSDマトリクス対応】 データをシーンファイルに保存可能。 9.ポータブル機(HDC1500)のVFパワーOFF解除機能】 VFパワーがOFFのとき、リアパネルのRETスイッチを押すとVFパワーがONになる機能。 なお、追加される新機能を使用するためには、下記周辺機器のバージョンアップも必要となる。 ・HDCU-1000シリーズ V1.20以上 ・MSU-900/950 V1.20以上 ・RCP-921 V1.10以上 ・RCP-751 V1.40以上 ・RM-B750 V1.20以上 標準ソフトウェア以外が搭載されたモデルについては、本件の適用外となる為、 別途問い合わせが必要となる。 バージョンアップ作業は引き取りまたは出張で、ソニーが無償で実施している。