米DIRECTVではHDチャンネル数の増加を盛んに行っているが、今度は本格的に地方へのHD放送をこの8月から開始すると発表した。8月からHD放送が開始される地方は、Augusta(ジョージア州)、Harrisonburg(バージニア州)から始まりHarlingen-Brownsville(テキサス州)や Youngstown(オハイオ州)と44都市にまで及ぶ。
2008年内に121カ所のローカル地域へHD番組を提供することを目標にしている。これは、米国のテレビ視聴者の88%世帯以上を網羅する数字、と言われている。
DIRECTVは、3月に専用の新しい衛星’ DIRECT 11(通称 D11)’を打ち上げており、この衛星を介して運用ができるのと合わせて発表した模様。D11では、150チャンネル分(HD)の許容スペックを持っている、という。また、次基D12が来年打ち上げを予定しており、これら衛星により総計して200ナショナルHDチャンネルおよび1500ものローカルHDとデジタルチャンネルを提供できるようになる、という。
HD番組はプライマリ・ネットワークのABC、CBS、FoxやNBCを始め、DIRECTV専用のMLB、NFLファン必見のSuperFanサービス、USオープンゴルフのマルチスクリーン放送といったスポーツ番組も含まれている。DIRECTV HDサービスへ加入している視聴者ならば、引き続き月に9.99ドルを支払うだけで全てのHD番組を視聴することができる。