米国オートデスク社は先週、米カリフォルニア州で開催されたコンピューターアニメーションの祭典、「SIGGRAPH 2008」において、3D アニメーション ビジュアルエフェクト ソフトウェア、Autodesk Mayaの10周年記念バージョン、「Autodesk Maya 2009」を発表した。
Maya 2009には、さらなる生産性向上を図れる、3D立体作成機能、nParticlesシミュレーション、パワフルなアニメーション ツールの最新機能が搭載され、新たなデータ管理ツール「Maya Assets」や効率的なモデリング制御によりワークフローを最適化することができる。
主な新機能としては、Maya Nucleus統合シミュレーション フレームワークに対応する第2のモジュール、「Maya nParticle」ダイナミック シミュレーション モジュール、筋肉や肌の動きを包括的に生成できる「Mayaマッスル」のほか、UVレイアウトの強化、Autodesk® Toxik™ソフトウェアなどの合成パッケージとの統合を容易に最適化できるレンダーパスなどがあげられる。
Maya nParticleは、直感的で効率的なワークフローで、液体、雲、煙、噴霧、ほこりなど、さまざまな種類の複雑なエフェクトをシミュレートできる。パーティクル同士の衝突、パーティクルとnClothの双方向インタラクション(相互作用)、強力なコンストレイン、クラウドと「メタボール」のハードウェア ディスプレイ、プリセットレンダリング、ダイナミックな動作を搭載している。また、立体(3D)映画を活用できるインビューポート ステレオ ビュー機能で新型のステレオ カメラ・リギングを実現する。
オートデスク社は、リアルタイム シミュレーションとインタラクティブ機能を強化した、3Dキャラクターアニメーションソフトウェア、「MotionBuilder 2009」も同時に発表している。