Digital Vision社は、モーション補正、フォーマット変換ソフトウェア「Twister」の出荷を開始した。スェーデンに本社を持つDigital Vision社は独自のPHAMETMアルゴリズムを採用したマスタリングやグレーディングシステムを開発、販売している。
Twisterはフォーマット、フレームや解像度を問わず、別のフォーマットへ変換できるアプリケーション。50Hzから59.94、インターレースからプログレッシブへ、またはSDからHDなど画質クオリティも向上させて変換できる、という。また、スーパーシャープなスローモーションやインターレース映像を映画素材として取り入れることもできる。
すべてのプロセスにおいてモーション補正がされるので、アーティファクトの影響の心配がない。Twisterはマルチスレッド対応なので、同社のレンダリング・アクセラレータ「Turbine」が搭載されたワークステーションで使えば、施設にある使用可能なワークステーションのCPUパワーを使って、4kやマルチ2K、HD素材のレンダリングタスクをリアルタイム(もしくはリアルタイム以上で)実行することができる。
Digital Vision社は、アムステルダムで今週開催されているIBC2008にてブース出展をしている(ブース番号: 7.C29)。4K対応カラーグレーディングシステム「Film Master V3.6」、イメージプロセッサ「DVNR 2K」、HDTVスタンダードコンバーター「Cifer」、ノンリニア・マスタリングシステム「Phoenix」などを合わせて展示。Film Master の最新バージョン3.6では、AAFエクスポートとXMLインジェストを追加、Phoenixは、DVOのデ・インターレースの改善、DVO フリッカー調整のスピードが10倍速くなった新バージョンを展示する。