カノープス株式会社およびThomsonは、9月12日?16日にオランダ・アムステルダムで開催されるIBCにおいて、 AVC Intra 50/100 の実時間以下でのエンコードを可能にするコーデックアクセラレーター「FIRECODER Intra」、「FIRECODER Blu」を発表した。
これまでThomson Grass Valleyでは、ハードウェアMPEGエンコーダ「FIRECODER」を海外で販売していたが、今回IBCで発表されたFIRECODER Intra、FIRECODER Bluからシリーズ化するとともに、日本での販売を行うこととした。
FIRECODER Intraは、Panasonic AVC-Intraを使用している編集プロダクションや放送局向けに開発されたHDWS/REXCEEDシリーズ対応のオプションボード。オンボードにAVC-Intraエンコードチップを二基搭載することで、CPUへの負荷を軽減しながら、
EDIUS Pro 5上でAVC-Intraの実時間以下のエンコードを可能にしている。なお、価格には標準的な取付費用を含んでいるが、EDIUSのアップグレード費用は含まれていない。
FIRECIDER Bluは、Cellマイクロプロセッサのアーキテクチャーを採用したPCI Express(PCIe)ボードで、AVCHDからMPEG2へのファイル変換(逆も可)を実時間の1/4から1/5の時間で行うことができる。また、AVIからMPEG2、AVCHDへも実時間以下での変換を可能としている。専用のBlu-ray/DVD用変換および書き込みソフトウェアが付属、様々なWindows用ノンリニア編集ソフトウェアやオーサリングソフトウェアと連携して使用することができる。