加SENSIO Technologies社(SENSIO社)の独自のライブ3Dシネマ・デコード技術が、米Doremi Cinema LLC社(Doremi社)のデジタルシネマ・サーバのコアとして採用された。
Doremi社のJPEG2000方式のサーバDCP-2000は、ワールドワイドで約5200ユニットが既に使用されており、SENSIOの技術を搭載すれば、ソフトウェアをリモートでアップグレードでき、それだけで瞬時に映画館で3Dシネマサーバとして使えるようになるという。
SENSIO社は、3D用のライブエンコード、デコード技術を開発している。同社の技術は3D映像を一般のテレビ用の伝送経路で使って再生することができ、映像を見る時に立体視ディスプレイに加え、通常のディスプレイでも視聴することができる。
今回の技術提供に加え、衛星経由でブロードバンドのコンテンツを配信するInternational Detacasting Corporation社(IDC社)がDoremi社とクロス・ライセンス提携をしており、Doremi社のリアルタイム・ストリーミング・ソフトウェアをIDC社のブロードバンド衛星ネットワークシステム「SuperFlex Pro」で採用するほか、Doremi社のDCP-2000サーバを介して、SENSIO社のデコード技術の恩恵を受けられることになる。また、米AccessIT社ともシステム・ソリューション提携をし、3Dシネマの環境をワールドワイドに啓蒙していく。
AccessIT社は、米国史上の70%以上を占めるスクリーンのシステム構築をした実績を持つ。実際に最近では、このSENIO社とIDC社のシステム・ソリューションをバンドルしたCineLiveは150か所のスクリーンに採用された。