米Harmonic社傘下のRhozetビジネスユニットが開発している映像素材フォーマットを高速に変換するトランスコーダ・アプリケーション製品が、国内代理店として新しく加わった日本SGI株式会社より販売される。
Rhozet(ロゼット)ビジネスユニットの製品、「Carbon Coder」と「Carbon Server」は、MPEG、H.264、Flashなど多種多様な映像フォーマット、コーデックに対応でき、複数の機器をグリッド化させることでリアルタイム以上の速度でトランスコードすることが可能。
現在の放送局では、WEBや携帯端末向けに一般のTV向け放送番組を映像配信するサービスのインフラ構築が求められている。Rhozetは、こういった多様化した映像利用に対応する環境構築の一環として、TV番組やCM素材の高解像度な映像素材データを高速に変換し、WEBや携帯などの各種端末向けサービス用データといった、映像素材のマルチユース化を促進できるソリューションとなる。
日本SGIは、Rhozetトランスコーダを最適なサーバ製品とパッケージ化し、マスターデータとなる大容量の映像素材を利用形態に合わせて迅速に変換できるトランスコードアプライアンスとして販売していく。
米Rhozetは、米Canopus社で素材フォーマット変換アプリケーションを開発していたチームがスピンアウトして設立した開発会社。昨年夏、米Harmonic社に1550万ドルで買収された。