株式会社五藤光学研究所(東京都府中市)は、スーパー超高感度カラーテレビカメラ「NC-R550a フィールドスーツシステム」の発売を開始した。
NC-R550aは2006年12月に発売を開始した天体観測用超高感度テレビカメラで、電子増倍機能を備えたCCD(荷電結合素子)の冷却速度を低くし、天体が発する水素ガスの光の感度をあげるなど、天体撮影に適したカメラとして注目を集めている。
今回発売を開始するフィールドスーツシステムは、山奥のロケなど電源を確保できない環境において撮影をしたいという要望に応え開発されたシステム。
従来機で搭載されていた商用電源での駆動のほか、バッテリーや車のシガーソケット電源に対応するアダプターを付属することで、商用電源の確保できない環境での撮影も可能としている。
これにより、撮影対象や撮影場所を問わない機動的な撮影が行えるようになり、従来機が得意としていた天体撮影に加え、光害の無い場所での天体撮影、カラーでの流星観測、オーロラ、ホタル、夜光虫、夜行性動物の撮影など、幅広い用途で撮影を行えるようになった。