エフエム東京やニッポン放送など事業者17者は、2009年2月20日に「VHF-LOW帯マルチメディア放送推進協議会(仮称):略称「VL-P」”ブイローピー”)」を設立すると発表した。

同協議会は、2011年の地上アナログ・テレビ放送の停波後に開始が予定されているVHF-LOW周波数帯を利用した、携帯端末向けマルチメディア放送の運用規定策定などを目指すもので、15社と2団体が発起人となった。

総務省の情報通信審議会情報通信技術分科会放送システム委員会では現在、2011年以降のアナログテレビジョン放送終了後のVHF帯を利用した「携帯端末向けマルチメディア放送方式に関する技術的条件」について検討を行っている。昨年10月、VL-Pへの参加を表明した企業および団体は、上記委員会に「ISDB-Tsb方式」を基本とした、新しいマルチメディア放送方式の共同提案を行っている。

同協議会は、今後VHF-LOW帯を利用したマルチメディア放送のサービスイメージの検討、事業者運用規定の策定や普及推進策の検討などを行う。活動期間は2009年2月~2011年7月の予定。また、2月10日には、同協議会への加入に興味のある事業者に向けた説明会を開催する。参加資格は、VHF-LOW帯を利用したマルチメディア放送の放送事業者として、参画を期待する事業者としている。

同協議会の発起人となる企業および団体は以下の通り。

  • 朝日放送
  • エフエム大阪
  • エフエム東京
  • エフエムナックファイブ
  • FM802
  • 大阪放送
  • J-WAVE
  • TBSラジオ&コミュニケーションズ
  • 道路交通情報通信システムセンター
  • ニッポン放送
  • 日本放送協会
  • 文化放送
  • ベイエフエム
  • 毎日放送
  • 三井物産
  • 横浜エフエム放送
  • YRP研究開発推進協会 狭域デジタル新型コミュニティ放送準備委員会