米国時間11日、オバマ大統領が、米国デジタル放送への完全移行実施日を延長する法案を認める署名をしたことが発表された。これにより2月17日に実施されるはずだった完全移行日が6月12日まで延期される。

先週この法案は米議会で可決し、大統領の署名で執行されるのみとなっていた。大統領は5日間のパブリックコメント期間中にこの法案についても公に発表することを誓約していた。

「この厳しい経済情勢において、我が国の消費者のニーズは我々の最優先で考慮すべきもの」「このデジタル放送化が予定どおりに実施されたら、数100万もの国民が取り残され、大困惑が発生するだろう。今回の延期法案はソリューションとしての第一歩であり、これから米国会と業界関連者、消費者代者達を交え、6月までに準備が完全に整えるよう、改善策を進めていく」と大統領は述べている。