朝日放送、博報堂DYメディアパートナーズ、NTTデータ、ウェブプロデュース、ドリームボート、デジアサの6社は、25日よりP2P(ピア・ツー・ピア)技術を用いた広告付き動画配信実験を実施する。期間は約1ヶ月間。

インターネットによる動画配信が一般化する中、CM付き無料動画配信においては、トラフィックが集中することが予想されることから、安価で安心な高画質配信を実現する技術を検証することが狙い。 配信コンテンツは朝日放送の「7minutes World Traveler」で海外の風景映像10作品を、デジアサ製作サイトの「ABC動画倶楽部」から配信する。

実験では視聴者の属性に合わせてCM素材を差し替える「ターゲティング広告実験」や、15秒と30秒のCMによる効果の違いを検証する「CM秒数効果検証」、番組内容と視聴者属性に合わせて表示する販売促進内容を差し替える「コンテンツ連動型販売促進検証」といった、などの新広告サービスを実験導入し、広告効果、視聴者のユーザビリティ等の検証を行う。

P2Pを利用した動画配信システムは、ドリームボートの「SkeedCast」を採用。広告配信にはNTTデータとウェブプロデュース、博報堂DYメディアパートナーズによるプラットフォームを利用する。