株式会社キュー・テック(東京都港区)は、株式会社ゴンゾのデジタル映像部門の事業を、100%子会社の株式会社グラフィニカにて譲受することを正式に発表した。ゴンゾはデジタル映像部門をグラフィニカにデジタル関連機材の簿価約1600万円に営業権を加味し3000万円で先月30日に譲渡されている。

ゴンゾのデジタル映像部門は、「青の6号」・「戦闘妖精雪風」(バンダイビジュアル)、「LAST EXILE」(ビクターエンタテインメント)など、デジタルアニメーションのCG製作や実写のCG・VFXでも業界に認知されているプロダクション。

キュー・テックはアニメーション作品の編集からオーサリング、そして3D編集設備も整った環境で映画作品のポストプロダクション事業を手がけており、今回の事業譲受でプリ・プロダクション事業を事業領域に加えることにより、映像のおける総合的なデジタル・プロダクションへ拡大する。

キュー・テックでは、ハリウッド業界で映画のデジタル化・立体映像化がなされている中での今回のCG・VFX分野への本格的参入は、同社事業拡大に非常に意義のあるものとして発表している。