加Maximum Throughput Inc.(Max-T )は2日、SODアートワークス株式会社(東京都中野区)が同社の最速NASサーバーシステム「Sledgehammer NAS-FC」を導入したと発表した。
SODアートワークスでは、デザイン部門や雑誌編集部門以外に、モザイク加工や音入れなどを行う映像編集部門があり、今回Max-T社のNASシステムを採用したのは後者のニュースや報道番組用の素材のモザイク処理を行う編集部。ここでは、自社開発のモザイク自動追尾ソフト「MaskTracker」」をはじめトムソン・カノープス社製のハイスピードモザイク編集システム「MRL」シリーズや「EDIUS」編集システムなど、50台以上がネットワーク上でSledgehammerシステムに接続されているという。
SODアートワークスでは、ワークフローがHD化したことで大容量のコンテンツが扱われることになり、それに対応するために500GB/秒以上のネットワークパフォーマンスを有するSledgehammerを導入したという。
月に200以上のタイトルの作業をこなす現場では、10ギガビット・イーサネットでの高速転送により、複数のクライアントが同時にアクセスしても負担なく対応できる。しかし、社内ネットワークが依然1ギガビット・イーサネットであるため、「作業効率が大幅に上がったことは間違いないが、Sledgehammerのパフォーマンス全ては使いきっていない」と、SODアートワークス編集部 モザイク課の倉光 英雄 氏は述べている。
また優れたスループットパワーの評価だけではなく、サーバベースを採用したことでコンテンツへのセキュリティ対策も万全なものになり、クライアントに対しても説明しやすくなったという。