パナソニック株式会社(大阪府門真市)は、マルチフォーマットライブスイッチャーの新ラインナップとして、「AV-HS450」とDVI-D入力ボード「AV-HS04M8」を2009年9月に発売することを発表した。価格はそれぞれ、AV-HS450が税込み2,625,000円、AV-HS04M8が税込み262,500円。

AV-HS450は、HD/SDマルチフォーマットに対応し、メインフレームとコントロールパネルを分離した1M/Eスイッチャー。入力HD/SD-SDI 16系統、全入力にフレームシンクロナイザーを内蔵していながらメインフレーム2RUというコンパクトサイズを実現したとしている。さらに、アップコンバーターを4系統、カラーコレクター8系統内蔵。出力は標準で HD/SD-SDI4系統とDVI-D 2系統を備え、2つの入出力兼用オプションスロットに新製品のオプションボードAV-HS04M8や、既存のオプションボードを実装することで、入力は最大20系統、出力は最大10系統まで拡張することが出来る。

また、信号フォーマットはHD/SDフォーマット、DVIに対応。標準でマルチビューディスプレイ機能を2系統搭載しており、モニタ2台にプログラム映像(PGM)、プレビュー映像(PVW)、入力映像信号など、最大20系統を2画面に分けて同時に表示することが可能となっている。キーヤーも、ルミナンスキー、クロマキーの他にDSK2系統、PinP2系統の専用ハードウェアを標準装備しているほか、エフェクト機能もモザイクやデフォーカス、2chDVEも標準搭載している。

なお、AV-HS450は7月29日(水)~30日(木)に福岡国際センターで行われる『九州放送機器展 2009』パナソニックブースに展示される。