AJA Video Systems社は、Mac OS X用キャプチャーカード「KONA」のラインナップに対応した新ソフトウェア「v6.5ソフトウェア」をリリースした。今回のバージョンアップにより、先日Apple社より発表された新しいFinal Cut StudioProResコーデックへの対応が行われるほか、新機能の追加や既知の問題への修正が行われる。

新機能

  • 新しいProResコーデックのサポート(Final Cut Pro 7)
     - Apple ProRes 422 (LT)、Apple ProRes 422(Proxy)、Apple ProRes 4444に対応
     - Apple ProRes 4444の10bit RGB/Dual Linkキャプチャおよび再生(KONA 3のみ)
  • Avid DNxHD QuickTimeファイルの再生出力に対応(KONA 3/LHe/LHi)
  • AVC-Intra QuickTimeファイルの再生出力に対応(KONA 3/LHe/LHi)
  • Cineform 3D QuickTimeファイルの再生出力に対応(KONA 3)
  • Final Cut Pro 7、MacCaption、VTR Xchange、AJA TVアプリケーションにおいて、QuickTimeのクローズドキャプショントラックの利用に対応
  • ProResコーデックにおいて、フレームベースの完全なVANCデータのキャプチャと再生に対応
  • KONA LHiの機能を拡充
     - コントロールパネルでのタイムコード表示に対応
     - HDMIとDVIにおける、カラースペースとプロトコルの検出
     - ダウンストリームキーヤーの追加
     - LTC入力機能の実装
     - アナログオーディオモニタリングの選択機能を実装
     - HDMIオーディオ入力のチャンネル選択に対応
     - HDMI入出力の自動認識
     - 8チャンネルHDMIオーディオ出力に対応

改善された機能

  • ガンマレンジの変更(すべてのKONA)

なお、本ソフトウェアはKONAシリーズのユーザーへ向けて無償で提供される。 ソフトウェアのダウンロードは以下のURLから。 http://www.aja-jp.com/download/software/