株式会社ジュピターテレコム(東京都港区、J:COM)は30日、持分法適用関連会社であるジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング(JSB)を2009年10月1日付で連結子会社とすることを発表した。
JSBは、「J sports ESPN」「J sports 1」「J sports 2」「J sports Plus」の4チャンネルを運用する国内最大のスポーツ専門チャンネル事業者。国内外サッカー(プレミアリーグ、Jリーグ)、日本プロ野球、米国大リーグ(MLB)等を中心に、他では視聴できない多くの独占生中継試合を含めて年間4,000時間超の生中継を放送している。有料専門チャンネル放送では最大の視聴料収入を誇り、その視聴契約件数はケーブルテレビと衛星放送事業者などを合わせて64万5千世帯に達する(2009年3月末時点)。
現在J:COMは、有限会社ジュピタースポーツを経由してJSBの発行済み株式33.4%を保有しており、今回は伊藤忠商事とブロードメディア、ソニー・放送メディアから株式を取得し、総合所得株式数を69.8%にする。
J:COM では、JSBを連結子会社化することにより、より迅速に顧客ニーズに沿った魅力的な番組編成・制作を推進できるようになるという。また同社グループ傘下のチャンネルとの連携を強化し、スポーツ放送分野のブランド力の強化とコンテンツの調達能力の増強を目指していく。