アカデミー賞を受賞したChris Landreth(クリス・ランドレス)氏が、来る6日(木)のコンピュータアニメーション・フェスティバル SIGGRAPH2009の特別ゲストスピーカーとして登場する。
ランドレス氏は、最新作のショートフィルム作品「The Spine」を披露する予定。作品の紹介と共に、登場するキャラクターが心理的に追い立てられるアニメーションや開発について洞察する。また、「Uncanny Valley(不気味な谷)」において、CGIキャラクターをリアルスティック過ぎないようにするためのテクニックや、アニメーター達がどのように各キャラクターのフェイスとボディの細かい動作を表現させたかの技法について説明する。そして、filmoクルーが摩訶不思議なキャラクターを作成するにあたり、どのようにリアリズムと様式的な手法を調和させたかもハイライトな話として挙げられる。
ランドレス氏は、2004年に開催されたSIGGRAPHにおいて、実際に存在したカナダのアニメーターRyan Larkinを題材にした「Ryan」でBest of Showアワードを獲得している。その後、この作品でアカデミー賞「Best Animated Short」を受賞した。
「Spine」はCopperheart AnimationとC.O.R.E.Digital Picturesと提携しているカナダNational Film Boardがプロデュースしている。また、加オートデスクとCommunication Artsのセネカ大学も製作に参加しているという。