ソニー株式会社(東京都港区)は、HD(720p)映像に対応した旋回型ネットワークカメラ『SNC-RH124』及び『SNC-RH164』を10月より発売する。希望小売価格は、『SNC-RH124』(屋内型:10月1日発売)が504,000円(税込)、『SNC-RH164』(屋外ハウジング一体型:10月20日発売)が630,000円(税込)を予定している。

『SNC-RH124』及び『SNC-RH164』は有効画素数200万画素の1/3型CMOSイメージセンサーを搭載し、映像圧縮方式にはJPEG、MPEG-4、H.264の3方式に対応。MPEG-4またはH.264のシングルコーデック利用時には1280×720ピクセル(16:9)のHD映像を、最大30フレームで出力できる。

撮影した映像情報はネットワーク経由でリアルタイムに伝送でき、専用のネットワークカメラレコーダーと合わせて使用することで遠隔地からカメラの操作や記録を行える。別売りのワイヤレスLANカードを本体に取り付けることでIEEE802.11bまたはIEEE802.11gの無線通信にも対応する。

同社では、HDに対応したネットワークカメラを利用することで、セキュリティ用途以外にもCATV局の情報ライブカメラ、動物園・水族館等の観察カメラや情報カメラなど幅広い用途への利用を想定している。

なお、屋外ハウジング一体型モデル『SNC-RH164』の設置には、別売りの壁面用取付金具または天吊用取付金具が必要となる。