石川県珠洲市の珠洲中継局が提供している地上アナログ放送が、2010年1月22日正午から同年1月24日正午にかけて2日間、停波される。

総務省とアナログ放送終了リハーサル推進委員会が今月初めに明らかにした。この実験のあと、2010年7月24日正午に完全停波される予定で、石川県珠洲市は全国に先駆けて、1年前倒しで地上波デジタル化が実施されることになる。

同地は、リハーサルの実施地としてリハーサル推進委員会が選考し、7月には珠洲中継局のアナログ放送を1時間休止する実験を行っている。その際は、国内初の取り組みとなった、アナログ放送だけ「お知らせ画面」を表示する方法でリハーサルを行った。

総務省の発表によると、2010年1月の実験停波前に、対象地域において十分な周知を実施するとともに珠洲中継局エリア(珠洲市及び能登町の一部)で地上アナログ放送を視聴している世帯や事業所を対象に簡易デジタル・チューナーを貸与するという。

珠洲市におけるケーブルテレビ加入者については、能越ケーブルネットがデジタル・アナログ変換サービスを行う予定。デジタル・アナログ変換サービスを利用すればアナログ・テレビ(端末)でデジタル放送の番組の視聴が可能となる。