電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、地上デジタル放送受信機の9月の国内出荷実績を発表した。

9月の出荷実績は183万1000台で、これは前年同月に比べて37.5%増えた結果となった。内訳は、デジタルテレビは113万8000台、チューナは17万1000台、ケーブルテレビ用STBは16万6000台、地上デジタルチューナー内蔵のDVDレコーダは10万1000台、ブルーレイディスク・レコーダーは23万3000台、パソコンは2万3000台であった。特にチューナ出荷は、簡易なチューナ関係の各種発表が増えたため、昨年に比べて10倍以上と大幅増となった。

地上デジタルテレビは、9月で4ヵ月続けて100万台を超え、順調に推移している。地上デジタルテレビのカラーテレビ全体に占める割合は、9月は99.4%となった。地上デジタルテレビやチューナの出荷増に伴い、そのほかの機器の占める割合は低下しているが、出荷台数自体は順調に増えている。

9月までの地上デジタル放送受信機器出荷累計台数は58,783千台となり、この数字は総務省や放送事業者などが参加する「地上デジタル推進全国会議」が9月までに目標としていた普及数(5900万台)とほぼ一致する結果となったという。