総合メディア事業会社の株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区、博報堂DYメディアパートナーズ)が開発した、コマーシャル中も番組コンテンツを中断しない広告手法「プレイオン・アド」が、1月1日に放送された「ヤマザキ新春スポーツスペシャルニューイヤー駅伝2010」(TBS系列28局ネットで放送)で採用された。

「プレイオン・アド」は、バーチャル映像合成技術を活用し、スポーツ中継などの生中継映像をスポンサーのコマーシャルによって中断させることなく、そのまま継続して視聴できるというテレビ広告手法。

広告会社側が制作するコマーシャル素材に、予めブルーバックのスペースを作って制作してもらい、放送の際にそのブルーバック部位に中継素材をはめ込むことで、番組本編から広告、そして再び本編に戻る展開を番組本編の映像が途切れることなく行えるというもの。プレイオン・アドは、そのブルーバック部分を感知、測定できる技術を持つ。

視聴者側では、コマーシャル放送中でもスポーツの生中継など試合の展開を視聴しつつ、バーチャル映像合成技術を活用したオリジナルコマーシャルも含めて番組コンテンツを楽しむことができ、また広告主側としては、コマーシャルのザッピングを防ぎ、インパクトあるコマーシャルで高い広告効果が期待できる。そのため、「『番組コンテンツとの親和性』と『広告表現の自由度』の両立が存在する広告展開が可能」と、博報堂DYメディアパートナーズ側は語っている。