米Harris社製のメディアサーバー「Nexio」シリーズのSANストレージアレイの許容量が、33%アップした。ストレージのハードドライブに現行の450GBから600GBへモデルチェンジをしたことから実現した。価格は据え置きだという。
今回のボリュームアップで最大で96TBまで拡張範囲が広がり、MPEG-2@12Mbpsだと約14,000時間まで、またSony XDCAM HD422フォーマットだと約3,600時間のメディアを確保できるようになる。
同時にHarris社はNEXIO AMPインテグレート・ストレージサーバのストレージ許容量も、価格据え置きで増やしたことを発表している。こちらは、現行3.75TBから10TBへ266%の許容量アップとなった。MPEG-2@12Mb/sだと約1,400時間、またXDCAM HD422フォーマットだと約350時間のメディアが確保できる。
米Harris社では、「Harris-One」というテーマを2年前のNABから打ち出し、インジェストからプロダクション、オンエア、そしてオートメーションシステムとアーカイブまで、一貫としたソリューション製品を揃えている。
過去10年間に、Louth Automationのほか、Leitch Technology、Aastra Digital Video、Encoda Systems、Optimal Solutions、Zandar Technologiesや、プロダクション製品をもったDPS社など放送業界のキーテクノロジー会社を買収している。本社はフロリダにあり、社員はワールドワイドで15,000人にもなる大規模な企業と成長した。