Vizrt社は、4月10日から米ラスベガスで開催されるNAB2010にて、リアルタイム3Dグラフィックス&アニメーションシステム「Viz Trio」の最新バージョンで構築したショーケース「Viz Trio One-Box」を紹介する(ブース番号SL5408)。
Viz Trioは、スポーツ中継やニュース放送のリアルタイム3Dグラフィックス生成をするシステム。試合のスコアボードや選手の紹介、試合のチャートの3Dグラフィックスをオンエアできる。今までは、クライアントPCとVizエンジンを搭載したレンダラーPCの2台のマシンが必要だったが、Viz Trio One-Boxでは、2基のグラフィックカードを搭載したシングルPCで、オンエアグラフィックス生成が実現できるようになった。またVGAプレビューとオンエアチャンネルの両方のプレビューがPC側のモニターで表示できる。
PC1台に全ての機能を取り込めたことで、中継車やスタジオ内のラックスペースの節約とコスト削減が期待できると、Vizrt社の最高技術責任者Gerhard Lang氏は語っている。Viz Trioは、グラフィックテンプレートや3Dグラフィックデザインができる「Viz Artist」システムと組み合わせて使用されるケースが多いという。