ソニー株式会社(東京都港区)は、放送局や制作会社などの映像制作市場向けに、オープンなプラットフォームで統合的に業務の効率化を実現する「メディアバックボーン (Media Backbone)」を導入すると発表した。
「メディアバックボーン」は、映像制作の領域において、コンテンツの制作システム機器への取り込みから編集、配信、保存までの一連の作業を統合的に管理、運用することで、業務効率を向上させるソリューションの名称で、ユーザーへのコンサルティングからソフトウェアのシステムへの組み込み、アフターサービスまでが一連のソリューションとして提供される。プラットフォームにはオープンなシステムを採用しており、同社製品だけでなく他社製のシステムやソフトウェアとも連携して構成できるという。
「メディアバックボーン」のコアとなるプラットフォーム「メディアバックボーンコンダクター」は、映像制作における取り込みから保存までのプロセスと、既存の経理等の社内業務システムとの連携をとり、全社的な作業の効率化を図るためのソフトウェアで、2010年10月に発売を予定。
また、「メディアバックボーンコンダクター」に繋がるコンテンツ制作プロセスの中で、取り込みと保存における効率的なコンテンツ管理システム製品として、「メディアバックボーンアンサンブル」を2010年7月に発売する予定だ。
なお同社では、2010年4月12日(月)から15日(木)までの4日間ラスベガスで開催されるNAB 2010において本製品群の出展を予定している。