米Abekas社は、2010年4月12日(月)から15日(木)までの4日間ラスベガスで開催されるNAB 2010において、「Mira(ミラ)」デジタル ビデオ プロダクション サーバの8チャンネル(ch)装備のモデルを初公開する(ブース番号:C12124)。

現行4chモデルと同じ3U筺体で、RAID-6のディスクアレイを有し、JPEG2000フォーマット(可変可能200Mb/sまで)で記録する。Miraは、スポーツ中継用スローモーションサーバやインスタントリプレイ用途、プロダクションディスプレイ用途で、主に米国主要キー局で採用されている。

最新8chモデルでは、HD/SDの独立した6ch入力2ch出力、デュアル2ch入力2ch出力オペレーションのほか、ステレオスコピック(3D)中継にも対応した仕様として、3台のステレオカメラに対応(3ch入力、1ch出力)、2台のステレオカメラに対応(2ch入力、2ch出力)する。更に入出力が倍になったことで、2台までのスーパーモーションカメラ(3倍速、2倍速)に対応できるようになった。新バージョンでは、既存のMOVのほかMXFファイルのインジェストにも対応できる。

NABでは、同社ブースのほか、ソニーブース含む6社の出展ブースにMiraが展示される予定。ソニーブースでは、3Dプロダクションワークフローおよびライブ放送ワークフローで2台の新モデルMiraがパートナー出展される。ソニーブースでデモンストレーションする8チャンネル装備のMiraは、次世代フォーマットである3G-SDI(Level B)に対応させたバージョンで参考出展となる。