米BroadcastPix社は、同社製品のネットワーク型スイッチャーシステムを制御するコントローラーパネルをiPadアプリケーション化したものを、現地時間5月13日よりApple社のApp Storeより発売開始したと発表した。
iPadから同社スイッチャーを制御できる「iPixPanel」は、この春開催されたNAB2010にて一般初公開され、業界誌Videographyが主催する技術賞「Best of Show Vidy Award」を獲得している。同社では同スイッチャー製品を制御するものとして、iPhone版を既にリリースしている。今回はその拡張バージョンとして、iPadのディスプレイの広さを利用し、中継運用で更に使いやすいインターフェースに、スイッチャーコントロールパネルの仕様を全て搭載した。
カメラプレビュー、グラフィックス追加や合成をオンエアできるほか、例えば3人のインタビュワー達がピクチャー・イン・ピクチャーされるようなエフェクト効果も生成できる。また、クリップやロゴの挿入、無人カメラの制御も行えるという。
iPixPanelアプリケーションは、App Storeより199.99米ドルで販売されている。また同社のスイッチャー所有者は、無償でiPhoneとiPod touch版を無償でダウンロードできる。