総務省は25日、地上デジタル放送が視聴できる受信機の世帯普及率が3月時点で83.8%となったことを発表した。

2005年3月から始めた普及率調査で、目標値を上回ったのは初めて。この記録は、昨年9月の前回調査から14.3ポイント上昇し、3月末の政府目標である81.6%を2.2ポイント上回った。「エコポイント制度」による効果で、年度末に地デジ対応テレビへの買い替えが進んだためとみられる。

都道府県別の普及率では、富山がもっとも高く88.8%で、埼玉が88.4%、岐阜が88.3%と続いた。普及率が低いのは、岩手の66.7%と沖縄の65.9%。