株式会社TBSテレビ(TBS、東京都港区)が3月から放送している「TBS 6チェン!」スポットCMの制作で、シリコンスタジオ株式会社(東京都渋谷区)が技術提供をしたという。
TBSが4月からの改編にかける意気込みを表した、「TBS 6チェン!」キャンペーンで使われているスポットCMでは、100人を超えるレギュラー番組の出演者達が、顔の周りに「6」の文字になった合成の髪の毛をまいて「茶目っ気たっぷりな」ビジュアルで登場する。シリコンスタジオでは、顔の静止画から瞬時にリアルなアニメーションを生成できるモーションポートレート技術を使って、番組出演者達の合成静止画データから100パターン以上のフェイシャルCGアニメーションデータを作成した。
これらデータは、株式会社オムニバス・ジャパン(東京都港区)にて合成フィニッシングされている。モーションポートレートは、モーションポートレート株式会社が開発した、フェイシャルアニメーションを作成するために開発されたCG技術。1枚の顔正面写真を瞬時に三次元CGへと変換して、非常に自然な立体表情アニメーションを生成できる。静止画、動画に関わらず、合成対象の画像を事前に加工しておくだけで、全自動での合成を行うこともできるという。
シリコンスタジオでは、この技術を用いて、アミューズメント系や家庭用ゲームタイトルの技術開発から、各種プロモーションキャンペーン、イベント用コンテンツの制作まで行っている。