米ターナー・ネットワーク・テレビジョン(TNT)は、米ストックカーレース「NASCAR」の模様を初めて3D放送する。TNTはターナー・ブロードキャスティング・システムが運営する米ケーブルテレビ向け総合チャンネル。

今回の3D放送されるレースは、7月3日に米フロリダ州デイトナで開催される「Coke Zero 400」で、ターナースポーツが運営する、NASCAR公式サイトNASCAR.COMではユニークなオンライン3D放送も同サイトの「TNT RaceBuddy3D」で実施する。テレビはDirecTV経由で放送されるため、3Dで観るためには同サービスの加入者で、専用チューナーと3DTVセットが必要になる。オンラインでもNVIDIA GeForce 3D Visionを搭載したPCに3D対応のPCモニターや眼鏡が必要だ。

今回の3D放送には、サーキット周辺に設置したマルチカメラで収録するものと、今までに類のないピットロウの様子を収める2ストリームが制作される。RaceBuddy3Dでは、レースの模様をSilverlight技術で3Dストリーミングする。3Dストリーミングでなくても、RaceBuddyでは、マルチカメラやモザイクで複数のアングルやシーンが1スクリーンで観賞できたり、チャットやTwitter、ピットからのアップデートがされたりと独自の仕組みを凝らしたサイトとなっている。