スペインが初めて優勝したFIFAワールドカップの最終試合の中継は、米国で2430万人がテレビ観賞したという記録が、米リサーチ会社のニールセンから発表された。
ファスト・ナショナル・レーティングスによると、ヨハネスブルグで現地日曜日(2010年7月11日)に開催された試合は米ABCを通して1554万5000人が観戦したという。これは同年6月26日に中継された米国対ガーナ戦での視聴者数1486万3000人を上回る記録となった。
日曜日の試合は、スペイン語放送を観ていた880万人の視聴者数を足すと、全米で2430万人の視聴者数の記録になった。区域別の視聴率として、英語放送では、サンフランシスコ地域、そしてサンディエゴ、ニューヨーク地域の順で、またスペイン語放送では、マイアミ、ロスアンジェルス、ヒューストンの順で高い視聴率を記録している。
英国においては、このワールドカップはHDTVの売り上げに貢献し、2010年3月時点までに2400万台を記録したという。英国で家電製品を販売するDSG Internationalでは、英国内でのチェーン店において5月だけで売上が40%ほど上がったという。