米ウォルト・ディズニーは30日、傘下の映画部門Miramax(ミラマックス)を米コロニー・キャピタルなどが組織する投資家グループに売却すると発表した。売却額は約6億6000万ドル(約570億円)。

ウォルト・ディズニーは、ミラマックスのブランドが、他の傘下のピクサーやマーヴェルと共鳴できないと判断、今年1月以来、売却先を探していた。ミラマックスは1979年に設立以来、「恋におちたシェイクスピア(1998年作)」「シカゴ(2002年作品)」など、オスカー賞ノミネート作品を含め700本以上の作品の権利を持つ。

売却手続きは9月10日から年末の間に終える見通し。投資家グループからミラマックスの新しいオーナーについては、まだ発表されていない。ディズニーは「ディズニー」「ピクサー」など残る映画部門に経営資源を集中するという。