アドバス株式会社(神奈川県横浜市)は、カスタマイズ性に優れたフルHDビデオ出力対応のカメラモジュール「HDS-1000」を開発し、10月よりサンプルを出荷すると発表した。メーカー希望小売価格はオープン価格。

同製品は、OEM専用に開発された各種カスタマイズが可能なフルHDビデオ出力対応カメラモジュールで、高フレームレートや高S/Nを実現した、1/2.8型327万画素CMOSセンサー「ソニー製 IMX036」を搭載し、フルHD、フルフレームのプログレッシブ出力対応により、高精細な映像と高い色再現性を実現。センサー解像度をフルに活かしたJPEG静止画エンコード機能を備えており、ネットワークを介してPCへ転送したり、外部メモリ・カード等に記録することも可能。

また、OEM専用のカメラモジュールとして、カスタマイズ性を追求した設計が随所に施されている。FPGAを搭載しており、各種画像処理機能の追加にもスピーディに対応。電子PTZ(パン/チルト/ズーム)機能や歪補正機能、カラーマトリクスや6軸色補正機能などの他、特殊な画像処理を施すことも可能。レンズの樽型歪や設置角度に起因する台形歪をカメラ内部で補正することで、ビデオカメラの設置場所を選ばない収録システムを実現するという。

なお、同製品の詳細な仕様などについては同社「HDS-1000」専用ページにて確認できる。