株式会社IMAGICA(東京都品川区)は、株式会社ロッテ(東京都新宿区)の3Dシネアド(Cinema Advertising)作品制作において、3D 撮影から編集・MA、DCP(Digital Cinema Package)マスター作成までをワンストップでサポートした。
同社では、3D映像制作の分野で世界トップレベルの技術力を持つ3ality Digital社製の3D撮影システム(3ality撮影システム)の導入や、編集室の3D対応を進めるなど、3D関連サービスを拡充し、既に3D長編映画への技術協力や地上波テレビ番組における3D映像ライブ中継、さらには3DフルCGアニメーションの展示映像制作など、多くの実績を重ねているという。
同社は、株式会社ロッテの3Dシネアド作品「ロッテ Fit’s『植物園篇』」の制作において、3ality撮影システムを用い、3D撮影を行った。3ality撮影システムは、撮影時にリアルタイムで最適な視差調整を行うことができるため、ポスプロ作業では映像のクオリティー向上に専念することが可能。また今回は、3ality撮影システムに精通した3D技術スーパーバイザーが作品の企画段階から参加し、その特性をフルに活かした撮影を行った。その結果、撮影から仕上げまでの作業期間を2D作品とほぼ同程度に短縮し、より高品質な3D映像作品に仕上げることができたという。
なお、同作品は7月10日から全国公開されている「トイ・ストーリー3」の本編前に上映されている他、株式会社ロッテのFit’s専用WebサイトにてWeb配信用で制作したアナグリフ映像が公開されている。