LAタイムズによると、米国ビデオレンタル事業の最大手Blockbuster Inc.(ブロックバスター)が来月半ばにも連邦破産法第11条適用を申請する。現在抱えている11億ドルもの借金を再構築するための申請である。

ブロックバスターは、返却無期限の月極めレンタルとストリーミング配信を先取りしたNetflixやRedboxら新興勢力に押され、2008年初頭から利益が上がらないショップを次々と閉鎖、昨年は1000店舗を閉鎖したが、それでも今年の春季では6540万ドルもの損失を算出していた。

1994年、元親会社バイアコムが84億ドルで買収したブロックバスターだが、株価があまりにも下がり7月にはニューヨーク証券取引所(NYSE)の銘柄から外された。店頭市場(OTC)では先週末終値が3セント、時価総額2400万ドルであった。