米パナソニックは現地時間9月23日にライブキャスティングをUstreamで行い、4/3 型(マイクロフォーサーズ)MOS イメージセンサを搭載した、新しい一眼レンズ・フルHD 3Dカメラ「Lumix DMC-GH2」を公に発表した。
ライブキャスティングは、米パナソニックの技術最高責任者兼パナソニック・ハリウッド研究所の所長、露崎英介氏とイメージング担当シニアプロダクトマネージャーのダリン・ペップル氏による対談で、米国でも初めてフルHD 3Dを収録できるデジタルカメラとして製品の説明が行われた。また、GH2は、ハイブリッド、タッチコントロールカメラでフルHDビデオも収録できる上、オプションの3Dレンズを実装すれば自動に3Dモードで静止画が撮れるという。
CMOSでは3本必要だった制御用配線を2本に削減した新開発の1605万画素Live MOSセンサーを搭載、また3CPUパワーで従来以上に高速・高画質処理を実現、長時間の、MPEG4 AVC/H.264フルハイビジョン動画撮影と同時にDolby Digitalの高音質化が可能になった。オプションの3D交換レンズ(Lumix G 12.5mm / F12(H-FT012))を実装すれば、0.6mからと、近い距離の被写体でも3D撮影が可能。 記録画素数は、1920×1440(4:3)、1920×1280(3:2)、1920×1080(16:9)、1792×1792(1:1)。
「GH2は、このコンパクトサイズで、世界最速のオートフォーカスを実現。従来機の2倍のスピードで撮影できる上、3D写真が撮れるという優れもの。パナソニックで最もプロフェッショナルレベルに近いDSLMカメラとしてデビューする。」と、ペップル氏は語った。「GH2でハイクオリティな写真を3Dで撮ったら、3D 対応ビエラテレビで撮影した3D写真を再生できる。家庭でも3Dワールドを楽しめるようになった。」
米国では、Lumix GH2シリーズとオプションキットは、12月初旬に発売を予定しているという(日本では10月下旬発売予定)。ライブキャスティングでは、新カメラ発表に続いて、3Dレンズのほか新しいLumix Gシリーズの交換レンズについても発表があった。